絹本著色当麻曼荼羅図

【県重宝】

ken16

よみがな けんぽんちゃくしょくたいままんだらず
員数 1幅
文化財の概要
指定年月日 平成3年3月13日
所在地 弘前市大字新寺町
所有者・管理者 貞昌寺

日本で長い間用いられてきた極楽浄土図の代表的な存在が「当麻曼荼羅図」で、浄土宗が「観経曼陀羅」と呼んで重視してきたものである。
この貞昌寺本は、東北では数少ない鎌倉時代にさかのぼる古本であるだけでなく、そのすぐれた描写力と色彩感覚から十四世紀初めに京都の第一級の絵仏師が描いたものと推定される。700年を越える月日が画面に損傷を与えているが、主要な部分は今も十分鑑賞に耐える。貞昌寺では毎年春か秋の彼岸の際などに公開している。

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