卜傳流剣術

【市指定無形文化財】
shi87

よみがな ぼくでんりゅうけんじゅつ
員数
文化財の概要
指定年月日 平成21年4月15日
所在地 弘前市大字春日町
所有者・管理者 卜傳流剣術保存会

戦国時代の剣豪塚原卜伝に流祖を求め、弘前のみで伝えられている古武道の流派である。伝えられるところでは、卜伝より十六伝目の田中武平の弟子中村次太夫が、延宝年間に津軽を訪れて棟方十左衛門清久(馬廻組頭)に伝授した。後に小山次郎太夫家が師範家として継承し、現在まで伝えている。
塚原卜伝を流祖とする流派の中でも、独自の発達をした地域性の強い流派であり、また、演武の形が技芸として高い水準で伝承されている。実際の技術は具体的な剣術形と口伝によって伝承され、修得のための「わざことば」や伝統的な修得のシステムが残されている。伝えられる演武の形は、大太刀25本、小太刀16本、奥伝3本を数える。

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