【県重宝】
よみがな | きゅうしょういんでんいはいどう |
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員数 | 1棟 |
文化財の概要 | |
指定年月日 | 昭和30年1月7日 |
所在地 | 弘前市大字西茂森二丁目 |
所有者・管理者 | 隣松寺 |
元禄5年(1692年)に死去した実母久祥院のために、四代藩主信政が菩提寺隣松寺に寄進したものである。
台座に置かれた総黒漆塗の位牌堂で、これに付された金具や細工物に特徴がある。金箔を押した扇軸釣り観音開きの唐戸、細工を組み合わせた格子天井など誠に凝ったものである。
また屋根も、宝形造に唐破風を具えた変化のある屋根で、木瓦葺、頂上に宝珠露盤を冠している。
総高2.8メートル、位牌堂真々1メートル、台座高51センチメートル、台座真々1.3メートルの桃山時代の特徴を残した元禄時代の様式をよく表現し、地方色豊かな位牌堂である。
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