乳井神社社殿(旧毘沙門堂)

【市指定有形文化財】

shi8

よみがな にゅういじんじゃしゃでん(きゅうびしゃもんどう)
員数 1棟
文化財の概要 桁行五間、梁間五間、入母屋造、向拝一間、鉄板葺
指定年月日 平成10年11月27日
所在地 弘前市大字乳井字外ノ沢
所有者・管理者 乳井神社

乳井神社は、中世の津軽に力を持った福王寺の後身と考えられ、この社殿は三代藩主信義が明暦元年(1655年)に毘沙門天堂として建立したものという。もとはこけら葺だったが、文政3年(1820年)の修理の際に茅葺に変更され、現在は鉄板葺である。
神仏習合時期の貴重な遺構であるとともに、小屋組の木を縄で結ぶなど、古式の建築様相を色濃く伝えている。一棟を前後に仕切り内外陣としていたが、現在はもとの内陣を幣殿、外陣を拝殿としている。
なお、大工棟梁は竹内彦太夫といわれ、竹内一族は岩木山神社、津軽家霊屋などの普請に携わったことが知られている。

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