旧石戸谷家住宅

【市指定有形文化財】

shi9

よみがな きゅういしどやけじゅうたく
員数 1棟
文化財の概要 桁行29.59メートル、梁間11.45メートル、一部二階建、寄棟造、茅葺、南及び西・北面庇付
指定年月日 昭和60年8月22日
所在地
所有者・管理者 弘前市

家伝によれば、石戸谷家はもと種里に居住したが、近世初期に現在地に移り住み開拓に従事したという。以来明治にいたるまで萢中やちなか大家おおや と呼ばれ、藩主も立ち寄る家柄であったと伝えられる。座敷に続く東面には、貴賓用の玄関跡と思われる痕跡がある。
この建物は、文政5年(1822年)の建築と伝えられるが確証を欠き、また、当家に安政6年(1859年)の普請中諸払帳が残されていることや木部の風食などからみて、江戸末期の建築と推定される。
全体的にみて後世の改造も少なく、豪農の建築を知るうえで貴重な建物である。現在は、将来的な復元のための解体保存中である。

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