屏風

【市指定有形文化財】

shi15

よみがな びょうぶ
員数 1双
文化財の概要
指定年月日 平成4年1月31日
所在地 弘前市大字高岡
所有者・管理者 高照神社

紙本金地著色、六曲一双。法量は各隻とも縦176センチメートル、横382センチメートル。新井常寛筆。
右隻に東方朔とうほうさく、左隻に王子喬おうしきょうを描く仙人図屏風。制作年については詳しいことはわかっていない。
新井家は江戸定府のお抱え絵師で、初代寒竹常償が貞享3年(1686年)に召抱えられて以来、幕末まで七代続いた。この屏風の作者、朴也常寛が新井家二代を継いだのは享保17年(1732年)だが、これに先立つ享保13、14年に高照神社に奉納された絵馬も常寛筆で、この時の絵馬奉納者は藩主一家(五代藩主と妻と側室、世子と妻、嫡孫、四代藩主の娘、五代藩主の娘)と家老一人である。新井常寛が、江戸定府のお抱え絵師として、藩の公的な絵画制作を精力的にこなしていたことが窺われる。

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