【市指定有形文化財】
金剛界曼荼羅
胎蔵界曼荼羅
よみがな | ししゅうりょうかいまんだら |
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員数 | 2幅 |
文化財の概要 | |
指定年月日 | 平成11年10月27日 |
所在地 | 弘前市大字笹森町 |
所有者・管理者 | 薬王院 |
刺繍で仏画をあらわすことは、奈良時代から行なわれており、絵画に比べて技術的にも、手間や費用もかさむこの手法は、供養の熱意と記念碑的な性格をもつものとして尊重された。
この曼荼羅は、絹地に胎蔵・金剛両界の尊像や三昧耶形、区画の界線などを金・紺・緑などの色糸であらわし、特に台座や着衣の表現は見事である。またその一方で、像の肉身部や面部に墨描きの部分も見られ、精粗の差が見受けられる。
尊像の表現方法や刺繍の技巧から、近世に製作されたものと思われ、両界一組が揃った県下でも数少ない大画面の作例で貴重である。
なお大正9年の什物調査で、天台宗寺院である当院に伝来したことが確認できる。
問い合わせ先
担当:文化財課
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