【県重宝】
よみがな | つがるためのぶもくぞう |
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員数 | 1躯 |
文化財の概要 | |
指定年月日 | 昭和32年1月11日 |
所在地 | 弘前市大字西茂森一丁目 |
所有者・管理者 | 長勝寺 |
本像は、慶長11年(1606年)に病気治療のため京都に登った初代藩主為信が、仏師に命じて作らせたものといわれ、為信の死後革秀寺へ安置したが、同寺が火災に遭ったため長勝寺へ移したと伝える。
像は、御影堂(国指定重要文化財)内の厨子に安置され、束帯姿で本体とは別製の冠をつけ、右手袖の上から笏をとり、箱状台座に坐している。木寄せの構造は彩色のため不詳であるが、頭部は首柄で胴部に差し込まれている。玉眼で、着衣の袍には黒字に薄墨色の植物文様が連続して描かれ、袴には白と銀泥で市松文が描かれている。
時代の通弊で体躯の肉付けはいたって形式化しているが、尊顔には肖像としての写貌の意図がうかがわれる。
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担当:文化財課
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