木造津軽監物親守坐像

【市指定有形文化財】

shi30

よみがな もくぞうつがるけんもつちかもりざぞう
員数 1躯
文化財の概要 木造寄木造彩色玉眼
附 銘札 天保六年七月三日在銘
指定年月日 平成8年12月3日
所在地 弘前市大字新寺町
所有者・管理者 報恩寺

津軽監物親守は本姓喜多村、八代藩主信明の天明5年(1785年)から家老を勤めた。信明の死去後に後嗣が問題になった際、寧親を強く主張したといわれ、寧親の筆頭お相手の俳人でもあった。本像は監物の死去の翌年作られたもので、原舟月に弟子入りした兼平舟光の作と考えられる。
体躯は複数の材を寄せ、内刳りが施される。頭部と両手を差し込み、面部と両手は、下地を施した上に胡粉を塗り、淡く肌色を塗り重ねているほか、眉は毛描きで、唇には朱がさされており、面貌はかなり写実的な表情を見せている。狩衣姿で、右手に扇を持ち左手は膝上に置いて表現される。

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