弘前城の絵図

【市指定有形文化財】

shi53

よみがな ひろさきじょうのえず
員数 1舗
文化財の概要 縦212.0センチメートル、横199.6センチメートル、淡彩
指定年月日 昭和38年3月20日
所在地 弘前市大字下白銀町 弘前市立博物館
所有者・管理者 弘前市

隅に「津軽弘前城之絵図」という墨書があるほか、作者年紀を示すものはない。しかし袋書に「津軽土佐守」と記されていることや、描かれている地形あるいは町割の状況などを他の資料と照合した結果から推定すると、おそらく三代藩主信義(土佐守)治世の寛永末期に描かれたものと考えられる。
この絵図は、弘前の城郭と城下町の状況を示す絵図としては現在最古のものであり、江戸時代前期の弘前を知る貴重な史料であるとともに、弘前の変遷をつかむ基礎史料の1つである。
なお慶安元年(1648年)幕府に提出した「正保城絵図」(国立公文書館蔵・国指定重要文化財)とほぼ同じ絵図である。

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