【市指定有形文化財】
よみがな | くによしいたびぐん |
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員数 | 12基 |
文化財の概要 | |
指定年月日 | 昭和51年11月27日 |
所在地 | 弘前市大字国吉字村元 |
所有者・管理者 | 国吉史跡保存会 |
国吉板碑群は岩木川の西側、東目屋地区国吉の田の中に分散、埋没していた板碑を1ヵ所に集めたものである。12基のうち完全碑は6基、金剛界大日如来種子のみ判明している碑1基、残り5基は無文である。完全碑6基はいずれも安山岩で、種子は4基が阿弥陀三尊(阿弥陀如来)(観世音菩薩)(勢至菩薩)、二基はである。偈げ文が判読できるのは4基あり、法華経から3基、涅槃ねはん経から1基が引用している。また4基に、正和5年(1316年)文保元年(1317年)元応3年(1321年)嘉暦4年(1329年)の紀年銘が刻まれている。
現在、「目谷郷(目屋郷)」の文書における初見は建武2年(1335年)で、これらの板碑はそれより古く、また浄土宗の伝播を示す資料としても重要である。
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