【市指定有形文化財】
2号碑 |
1号碑 |
よみがな | いたび |
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員数 | 2基 |
文化財の概要 | |
指定年月日 | 昭和53年10月30日 |
所在地 | 弘前市大字城東中央四丁目 |
所有者・管理者 | 個人 |
城東地区はもと高田、外崎などの地名に分かれていたが、この2基の板碑はもと外崎、その中でも俗に「寺内」と呼ばれていた地域にあった。
一号碑は安山岩で種子は、その下に「右志趣者為(比丘尼後生:現在欠損)/善処成等正覚乃至/法界平等利益也而已」と3行の願文を彫り、正安元年(1299年)の紀年銘がある。二号碑も安山岩を用い種子は、その下に3行の願文「右者為覚智尊/儀成仏得道乃至/法界平等利益」を彫り、正安3年(1301年)の紀年銘がある。ただしこの碑の銘文の一部は補刻されたらしい。2基とも火災に遭い、碑面に剥脱部分がある。
地名と銘文から鎌倉末期に寺院があったと推定され、乏しい文献史料を補う貴重なものである。
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