【市指定有形文化財】
よみがな | おのけぼしょのいたび |
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員数 | 1基 |
文化財の概要 | |
指定年月日 | 平成10年11月27日 |
所在地 | 弘前市大字田町三丁目 |
所有者・管理者 | 弘前八幡宮 |
『陸奥古碑集』によれば、この板碑は以前に福田と新里の間の俗称「一本木」と称するところにあったと伝えられ、その場所は寺屋敷と呼ばれたという。昭和37年に田町四丁目の小野家墓地に移転し、道路拡幅のために再度移転したものである。
石質は安山岩で、阿弥陀如来の種子を月輪で囲んでいるほかは、銘文などの存在は摩滅のためか判定できない。
建立時期は、鎌倉時代末期から南北朝時代と思われ、板碑の旧位置から、三世寺―和徳―福村―福田―新里―岩館を結ぶ道路の存在が推察できる好資料である。
なお、現在の台座には「遠祖之墓」と題して、小野家と板碑の由緒が刻まれている。
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