青面金剛像庚申塔

【市指定有形文化財】

よみがな しょうめんこんごうぞうこうしんとう
員数 1基
文化財の概要
指定年月日 平成5年4月26日
所在地 弘前市大字悪戸字村元
所有者・管理者 悪戸町会

総高122.5センチメートル(竿部94.5センチメートル 台座28センチメートル)、石質は安山岩、形状は柱状。
庚申こうしんは、60日に一度巡ってくる庚申の日に、その夜を眠らずに過ごして健康・長寿を願う信仰である。これをしゅ庚申または庚申まちという。守庚申は平安・鎌倉時代、その夜詩歌管弦して眠らぬ一夜を過ごし、庚申待ちは宗教的儀礼の勤行ごんぎょうをしてその夜を過ごすことをいい、礼拝本尊によって仏教・神道の神仏が当てられている。石塔は、前記神仏の画像や庚申等の文字を刻している。津軽においても盛んに信仰され、1,300基余の石塔が確認されている。
この石塔は、もと目屋街道沿いにあったものを昭和に常盤神社内に移した。弘前市内の民間信仰の石塔中最古の元禄15年(1702年)の建立で、青面金剛しょうめんこんごう像を刻している。

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