天満宮のシダレザクラ

【県天然記念物】

ken51

よみがな てんまんぐうのしだれざくら
員数 1本
文化財の概要 推定樹齢500年以上、樹高11メートル、幹周2.6メートル
指定年月日 平成10年4月22日
所在地 弘前市大字西茂森一丁目
所有者・管理者 天満宮

ここには江戸時代に大行院という山伏系の寺院があったため、「大行院のシダレザクラ」とも呼ばれるが、樹齢500年以上の古木であり古くからこの地に植えられていた可能性が高い。
昭和の前半に樹勢が衰弱したといわれ、樹形を見ると幹の大半が侵されてしまったが、北側半分が行き残り現在に至っている。
大正時代に行なわれた「全国大桜番付」にも記載され、麻疹にご利益があるという祠がそばに置かれるなど、地域住民に親しまれてきた。
津軽地方には、日本海経由で京文化がかなり早くから入ってきていたが、この生き証人というべきものがこの桜であるといえる。

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