刀 無銘 伝来国光

【重要文化財】

よみがな かたな むめい でんらいくにみつ
員数 1口
文化財の概要 無銘
長さ70.6センチメートル、反り2.3センチメートル、目釘穴1個
指定年月日 昭和34年12月18日
所在地 弘前市大字土手町
所有者・管理者 個人

来国光は、鎌倉時代の山城国住来国俊の門下と称され、鎌倉時代末期から南北朝時代にわたる刀工で、太刀や短刀を得意とした。この刀は、しのぎ 造、いおり 棟、大磨上げで反りがやや高い。地鉄の鍛えよくつむ。大磨上げながら堂々たる姿で、地刃、肉置き共にすこぶる健全で、無銘ながら来国光の作中屈指の名刀である。
徳川五代将軍綱吉が、柳沢吉保の子吉里が初登城の際に引出物に与えた刀とされ、『徳川実紀』にも記されている逸品である。

問い合わせ先

担当:文化財課
電話:0172-82-1642