津軽塗(変わり塗)五段重箱及び弁当箱

【県重宝】

ken29

よみがな つがるぬり(かわりぬり)ごだんじゅうばこおよびべんとうばこ
員数 2点
文化財の概要
指定年月日 平成16年7月16日
所在地 弘前市大字寒沢町
所有者・管理者 個人

この2点は、江戸時代末期の漆器職人・加藤栄作(1831~1910)の手によるもので、当時の漆工技法が数多く使われており、変わり塗の技法を知ることができる典型的な作品である。
五段重箱は高さ26.4センチメートルで、斜めに切った境界でまったく異なる模様を塗る片身替塗かたみがわりぬりの意匠を用いて、22種類の塗技法が駆使され、ふたの表面には「のし」模様が銀蒔絵で飾ってある。
弁当箱は三段重ねの高さ13.1センチメートルで、重箱と同じく片身替塗の意匠の中に、10種類の変わり塗が用いられている。

問い合わせ先

担当:文化財課
電話:0172-82-1642