刀 銘 陸奥大掾橘盛宗

【市指定有形文化財】

shi37

よみがな かたな めい むつだいじょうたちばなもりむね
員数 1口
文化財の概要 銘「陸奥大掾橘盛宗」
長さ63.6センチメートル、反り1.5センチメートル、目釘穴2個
指定年月日 昭和49年10月26日
所在地 弘前市大字下白銀町 弘前市立博物館
所有者・管理者 弘前市

鎬造しのぎづくり庵棟いおりむね華表反とりいぞ り。きたえ 板目。刃文、 の目丁字、にえ 出来。
弘前藩の冶工の中で官名受領者は、刀工では相模守国吉と本作の銘にある陸奥大掾盛宗、そして鋳物師渡辺近江大掾正次の三工のみである。ただし国吉と正次は、藩召し抱え以前に江戸で受領したものであり、藩が受領せしめたのは盛宗唯一人である。官名を受領したのは森宗五代の助三郎であるが、助三郎自身の作は県内にきわめて少なく、本刀も弟子が代作し、銘を助三郎が切っている。
本刀は、弘前藩刀工中随一の代表刀工が銘を切った優秀刀で、陸奥大掾銘作刀の歴史を知るうえでも貴重な作である。

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