高照神社奉納額絵馬

【県有形民俗文化財】

ken40

よみがな たかてるじんじゃほうのうがくえま
員数 54枚
文化財の概要
指定年月日 平成2年8月3日
所在地 弘前市大字高岡
所有者・管理者 高照神社

高照神社は宝永7年(1710年)に死去した四代藩主信政の廟所にはじまり、藩によって維持された。絵馬は五代藩主信寿が享保13年(1728年)に奉納したのを皮切りに52枚が藩政時代のもので、明治時代のものが2枚ある。奉納者別では25枚が藩主と家族、黒石津軽家当主の奉納で、これらは額の上部が山型をなし、他は奉納者不詳を含めて藩重臣の奉納と考えられる。最初に奉納された信寿奉納絵馬が縦160センチメートル、横194センチメートルで最大だが、他も大絵馬である。確認できる作者は江戸定府のお抱え絵師や幕府表絵師等で、質、量ともに津軽地方に残る絵馬としては群を抜いている。藩政期の信仰と絵画芸術を知るうえで貴重である。

問い合わせ先

担当:文化財課
電話:0172-82-1642