長勝寺三門

【重要文化財】

kuni6

よみがな ちょうしょうじさんもん
員数 1棟
文化財の概要 三間一戸楼門、入母屋造、とち葺
附 棟札一枚
上梁寛永第六己巳秋
指定年月日 昭和11年9月18日
所在地 弘前市大字西茂森一丁目
所有者・管理者 長勝寺

この門は、寛永6年(1629年)二代藩主信枚により建立されたものである。以後数回修理を受けたが、文化6年(1809年)の大修理で、下層に花頭窓かとうまど を設け仁王像を置くなど形式上の変更がなされた。
上下層とも桁行9.7メートル、梁間5.8メートルで、棟高は16.2メートルある。軒は二軒繁垂木ふたのきしげだるき であるが、組物を三手先詰組みてさきつめぐみ とし上層縁廻の高欄親柱に逆蓮柱ぎゃくれんばしら を用いるなど、禅宗様の手法を基本としている。また、岩木山神社楼門(寛永5年建立、国指定重要文化財)と同じように柱を上から下までの通し柱とする特殊な構造をもち、江戸時代初期の重要な建築遺構の一つである。

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