長勝寺御影堂

【重要文化財】

kuni7

よみがな ちょうしょうじみえいどう
員数 1棟
文化財の概要 桁行三間、梁間三間、一重、宝形造、銅板葺
附 厨子及び須弥壇一具
銘札一枚 修復文化二年乙丑年九月
指定年月日 昭和61年1月22日
所在地 弘前市大字西茂森一丁目
所有者・管理者 長勝寺

御影堂みえいどう は、初代藩主為信の木像(県重宝)を祀った堂で、内部の厨子と須弥壇は重要美術品に認定されていた。創建は三門と同じ寛永6年(1629年)と伝えられ、文化2年(1805年)に正面を南から東に改め、全面的な彩色工事が実施されたという。
方三間、屋根を宝形造の銅板葺とし、軒は二軒疎垂木ふたのきまばらだるき である。四周中央間には、内側に草花図柄を密陀絵みつだえ で描いた黒漆塗の桟唐戸がついている。内部の架構は虹梁を主体とし、来迎柱や天井などには極彩色で絵や文様が描かれている。厨子も極彩色で、各部に金箔や金泥が多用され豪華である。
この建物は、南に配された津軽家霊屋と一体となった藩祖を祀る御影堂として貴重である。

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