旧第五十九銀行本店本館

【重要文化財】

kuni16

よみがな きゅうだいごじゅうくぎんこうほんてんほんかん
員数 1棟
文化財の概要 木造、建築面積370.6平方メートル、二階建、桟瓦葺
附 棟札一枚 上棟明治卅七年十一月十九日
指定年月日 昭和47年5月15日
所在地 弘前市大字元長町
所有者・管理者 株式会社青森銀行

明治12年1月当市本町に設立された第五十九国立銀行は、明治30年改組して株式会社第五十九銀行となった。この建物は、同行の本店として明治37年に完成した。設計及び施工は、当時名匠といわれた弘前の棟梁堀江佐吉ほりえさきち である。
建物は土蔵と同じように壁を漆喰で塗籠め、窓にも漆喰塗の引戸を入れた防火構造である。外観はルネサンス風の意匠を基本とし、正面に展望台を兼ねた屋根窓を開くほか、屋根周囲にバラストレード、一階窓上部にペジメントをつけている。また内部天井には、金唐革紙きんからかわかみ が使われている。
和洋折衷手法の優れた明治建築である。

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