【重要文化財】
よみがな | きゅうひろさきかいこうしゃ |
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員数 | 1棟 |
文化財の概要 | 木造、建築面積950.7平方メートル、桟瓦葺及び鉄板葺、正面玄関ポーチ付 附 棟札一枚、門柱及び煉瓦塀 |
指定年月日 | 平成13年6月15日 |
所在地 | 弘前市大字御幸町 |
所有者・管理者 | 学校法人弘前厚生学院 |
明治29年に弘前市に設置が決定された第八師団将校らの親睦・厚生施設として、九代藩主寧親の別邸があった九十九森(下窪)に明治40年6月起工、11月に竣工した。工事請負は堀江佐吉で、長男彦三郎、六男金蔵が棟梁として現場を仕切った。
佐吉は同年8月に病没したため弘前偕行社は佐吉の遺作となった。イタリア・ルネサンス風を基調とした翼棟付き平屋建ての洗練された意匠をもち、小屋組はキングポストトラス構造。屋根は瓦葺きの寄棟で、第八師団を示す「蜂」の鉄製飾りのあるポーチ付き玄関は、雪止めの付いた鉄板葺きである。優れた技の冴えを見せる美しい建造物である。
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