揚亀園揚亀庵

【市指定有形文化財】

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よみがな ようきえんようきあん
員数 1棟
文化財の概要 書院茶室、桁行三間半、梁間二間半、南面及び西面隅切り土庇、東面及北面出庇、玄関式台構付、一重、寄棟造、北面一部入母屋造、銅板葺
附 棟札一枚、襖五枚、小襖三組六枚、襖引手四個
指定年月日 平成2年10月20日
所在地 弘前市大字亀甲町 津軽藩ねぷた村内
所有者・管理者 個人

この茶室は、明治16年に百石町に建てられた角三宮本呉服店(市指定文化財、旧青森銀行津軽支店)の離れ座敷であったという。同店は大正6年に店舗等を津軽銀行に売却し、この茶室は翌7年に現在地へ移築したものである。
書院床の間は、板床を挟んで床脇に曲面地袋じぶくろ 、出書院風の脇飾にも中棚に曲面小襖を配した趣向の床飾りや網代組の平天井など贅を尽くし、調度類は野沢如洋、(伝)森寛斉の筆によるなど、当時の画人・職人の技量を結集して造られた。
明治期の数少ない茶室の遺構として貴重である。

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担当:文化財課
電話:0172-82-1642