乳井神社の五輪塔

【市指定有形文化財】

shi7

よみがな にゅういじんじゃのごりんとう
員数 1基
文化財の概要 火輪 高さ42センチメートル 幅74センチメートル
水輪 高さ53センチメートル 幅75センチメートル
地輪 高さ21~28センチメートル 幅72センチメートル
指定年月日 平成8年12月3日
所在地 弘前市大字乳井字外ノ沢
所有者・管理者 乳井神社

乳井神社は、中世の津軽に力を持った福王寺の後身と考えられ、この五輪塔は以前、本殿の裏にあったものである。
比較的大形の五輪塔で、空・風輪は当初のものではなく、補修されている。火・水・地とも後部に破損が見られるが、押しつぶされた形の水輪の三面には種子が刻まれ、正面はgaiji-bonji-banバン である。
乳井城主の墓塔と伝えられるが年代が符合せず、五輪塔の年代はその規模や文献史料・板碑の存在から推定すると、津軽地方には少ない鎌倉時代の制作である。

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担当:文化財課
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