旧小山内家住宅

【市指定有形文化財】

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よみがな きゅうおさないけじゅうたく
員数 1棟
文化財の概要 桁行22.5メートル、梁間9.54メートル、一部二階建、寄棟造、茅葺、東西及び南面に下屋付
附 棟札一枚
指定年月日 平成13年11月9日
所在地 弘前市大字清水富田字寺沢 弘前市りんご公園内
所有者・管理者 弘前市

家伝によれば、小山内家初代権兵衛は本国などは不明ながら寛永9年(1632年)には西津軽郡広須村(つがる市)に知行地を持っていた。隠居に伴って召し上げられたが、その後現在まで十五代続いている。
この建物には一般住宅には珍しい棟札が残されており、文久3年(1863年)に小山内佐治兵衛によって建築されたことがわかる。
数次の改修がされているが、構造上大きなものではなく、藩政時代末期の津軽地方の農家住宅としての形態をよく伝えている。現在は弘前市りんご公園内に復元され、民俗資料や農家住宅を知る施設として活用されている。がたとして、出城の性格を持たせたといわれる長勝寺構に、城門として多用された高麗門があるのは興味深い。

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