木造津軽寧親坐像

【市指定有形文化財】

shi29

よみがな もくぞうつがるやすちかざぞう
員数 1躯
文化財の概要 木造寄木造彩色玉眼 銘法橋紫山原舟月・舟山
附 御厨子、御神鏡 銘飯村土佐守藤原光重
指定年月日 平成8年12月3日
所在地 弘前市大字新寺町
所有者・管理者 報恩寺

九代藩主寧親が隠居した文政8年(1825年)に、江戸の人形師、原舟月・舟山親子に命じて造像したものと思われ、藩の記録などに完成から坐像の変遷などの様子をうかがうことができる。
体躯は複数の材を寄せ、内刳りが施される。頭部と両手を差し込み、面部と両手は、下地を施した上に胡粉を塗り、淡く肌色を塗り重ねているほか、眉は毛描きで、唇には朱をさし、面貌はかなり写実的な表情を見せている。
衣冠束帯の衣裳の文様を描き、右手に笏、左手は漆上に置いて表現される。はじめ城内にあったが、薬王院に安置し、明治に報恩寺に移されたものである。

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