【市指定有形文化財】
よみがな | もくぞうでんかくはんほういんざぞう |
---|---|
員数 | 1躯 |
文化財の概要 | 木造寄木造彩色玉眼 附 銘札 天保六年八月十一日在銘 |
指定年月日 | 平成8年12月3日 |
所在地 | 弘前市大字新寺町 |
所有者・管理者 | 報恩寺 |
薬王院十三代住職の覚範と伝えられる坐像である。本像の作者は不詳。覚範は、文化8年(1811年)に九代藩主寧親の命で信州善光寺から呼び寄せられ、東照宮拝殿の造営なども行なった。
体躯は複数の材を寄せ、内刳りが施される。頭部と両手を差し込み、面部と両手は、下地を施した上に胡粉を塗り、淡く肌色を塗り重ね、眉は毛描きで、唇には朱がさされており、かなり写実的な表情を見せている。袈裟や着衣には彩色で模様を表し、右手に錫杖、左手は独鈷とっこを持っている。
問い合わせ先
担当:文化財課
電話:0172-82-1642