木造伝覚範法印坐像

【市指定有形文化財】

shi31

よみがな もくぞうでんかくはんほういんざぞう
員数 1躯
文化財の概要 木造寄木造彩色玉眼
附 銘札 天保六年八月十一日在銘
指定年月日 平成8年12月3日
所在地 弘前市大字新寺町
所有者・管理者 報恩寺

薬王院十三代住職の覚範と伝えられる坐像である。本像の作者は不詳。覚範は、文化8年(1811年)に九代藩主寧親の命で信州善光寺から呼び寄せられ、東照宮拝殿の造営なども行なった。
体躯は複数の材を寄せ、内刳りが施される。頭部と両手を差し込み、面部と両手は、下地を施した上に胡粉を塗り、淡く肌色を塗り重ね、眉は毛描きで、唇には朱がさされており、かなり写実的な表情を見せている。袈裟や着衣には彩色で模様を表し、右手に錫杖、左手は独鈷とっこを持っている。

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