蕨手刀

【県重宝】

ken37

よみがな わらびてとう
員数 1口
文化財の概要
指定年月日 昭和31年5月14日
所在地 弘前市大字田町四丁目
所有者・管理者 熊野奥照神社

全長63.5センチメートル、うちつかの長さ13.5センチメートル、反り2.4センチメートル。剱柄より切先まで延打、鍔は角形長方形。柄頭に直径6ミリメートルほどの穴があるが、これは手貫緒を通すためのものであろう。
蕨手刀は、一般的には奈良時代の刀の一種と考えられており、柄頭が蕨に似ていることからこの名称がある。現在あるこの種の刀の大半が出土品であるが、正倉院御物には「黒作横刀」という伝世品もある。本刀も出土品と思われるが、伝来等は定かでない。しかし元禄15年(1702年)の神社由緒書の中にすでに記載されている。
錆が甚だしく刃の部分が欠損し原形を留めないが、日本刀以前のこの形式の刀はまれで、鉄文化の発達過程を知るうえでも重要な資料である。

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