兼平天満宮の板碑群

【市指定有形文化財】

shi68

康永三年の板碑

よみがな かねひらてんまんぐうのいたびぐん
員数 7基
文化財の概要
指定年月日 平成3年11月30日
所在地 弘前市大字兼平字山下
所有者・管理者 天満宮

鎌倉時代から南北朝期までの紀年銘を持つ4基を含む板碑群。阿弥陀如来の種子gaiji-bonji-kiri-kuキリークと永仁4年(1296年)の年号を持つもの1基。同じく永仁4年の年号を持つが上部を切断され種子が不明なもの1基。康永3年(1344年)の年号を持つもの1基。この板碑の種子ヂーリは現在のところ本県で唯一のものである。観応4年の年号を持つもの1基。なお、観応は北朝の年号で3年9月に改元している。種子のみのもの2基。種子不明のもの1基。本県の中世文書資料の欠落を補う意味でも、これらの板碑群は貴重である。
7基の板碑の岩質はすべて安山岩である。所在地名の兼平は通称「兼平石」の名の由来でもある。

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