弘前八幡宮の板碑

【市指定有形文化財】

shi75

よみがな ひろさきはちまんぐうのいたび
員数 1基
文化財の概要
指定年月日 平成10年11月27日
所在地 弘前市大字八幡町一丁目
所有者・管理者 弘前八幡宮

弘前八幡宮は、弘前城築城の際に総鎮守として旧岩木町の八幡から現在地に移された。『陸奥古碑集』はこの板碑を旧大善院にあったとするが、高賀野山大善院は、現黒石市の浅瀬石城域から弘前八幡宮参道の西側に移された寺である。
石質は安山岩で、碑面に郭線で囲んだ胎蔵界大日如来の種子を刻んでいるが、半分ほどが埋没しているので、紀年銘などについては不明である。
建立時期は、鎌倉時代末期から南北朝時代と思われ、複雑な二重線の郭線を有する板碑は、ほかに市内の独狐、高杉、国吉などに分布している。
この板碑は、高賀野山大善院の伝承を有し、胎蔵界大日如来を主尊にする板碑は、ほかには十腰内に荘厳体のものがあるだけにすぎない。

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