吉田松陰来遊の地 附 松陰室

【市指定史跡】

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よみがな よしだしょういんらいゆうのち つけたりしょういんしつ
員数 262.72平方メートル
文化財の概要
指定年月日 昭和53年2月1日
所在地 弘前市大字元長町
所有者・管理者 財団法人養生会

吉田松陰が宮部鼎蔵ていぞうと共に弘前に来たのは、嘉永5年(1852年)である。このとき二人は、藩の儒学者伊東広之進(号梅軒)宅を訪ねて藩の軍事や教育について説明を受け、また国事を談じた。
明治39年、伊東広之進旧宅を隣家の医師伊東重が購入してここに養生幼稚園を創立するとともに、松陰らが会談した部屋を「松陰室」と命名した。現在は幼稚園舎から切り離されて、伊東広之進旧宅のうち玄関から座敷(松陰室)にかけての部分が保存され、今日に伝えられている。
この土地と建物は、明治維新の志士吉田松陰が訪れた記念すべきものであり、部分的ではあるが宝暦6年(1756年)以前に建てられた武家住宅の遺構としても貴重である。

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