貞昌寺庭園

【県指定名勝】

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よみがな ていしょうじていえん
員数 3,240平方メートル
文化財の概要
指定年月日 平成14年7月24日
所在地 弘前市大字新寺町
所有者・管理者 貞昌寺

正面に見える水の流れが左手の低い築山に隠れ、再び手前に曲線で姿を見せているが、この線が非常に美しい。正面やや右手の二段落ちの滝は、素朴さが浮かんで景観が引き立ち、庭の中央部には、庭全体の3分の2程の面積の平坦部があり、現在はきれいに芝生が植えられている。庭の右手には、やや高い築山があり、その上に四阿がある。
元禄年間に四代藩主信政に召抱えられた京都の数寄者すきしゃ野本道玄のもとどうげん作と伝えられる「一文字の庭」を巧みに修復した縮景式しゅくけいしき築山泉水庭園であるが、庭園本来の特色、庭の趣きが充分生かされている。
全国的にも珍しい様式で、津軽の庭園文化の流れを辿るためにも、貴重な庭園である。

問い合わせ先

担当:文化財課
電話:0172-82-1642