燈明杉

【県天然記念物】

ken49

よみがな とうみょうすぎ
員数 1本
文化財の概要
指定年月日 平成5年4月16日
所在地 弘前市大字大沢字堂ヶ平
所有者・管理者 大沢町会

堂ヶ平毘沙門堂一帯は、縄文土器や土師器片も出土し、古来修験道の館があったといわれている。
この杉は、毘沙門堂の南にあり、根周13.5メートル、幹周6.6メートル、樹高およそ33メートルを計る。樹齢は約700年と推定される。
名称の由来は、かつて毎年4回、ほぼ同じ時期に天よりこの杉に燈明がおり、光を放ったからだという。またその燈明の具合により、作物の豊凶や家内の吉凶を占ったとも伝えられる。更に昭和30年代までは好きな人と結婚できるよう祈願する「かんかけ(鍵掛)」の風習もみられた。
当地方では巌鬼山神社の大杉に次ぐ巨木であり、様々な伝承と共に永く後世に伝える必要がある。

問い合わせ先

担当:文化財課
電話:0172-82-1642