短刀 銘 波岡森宗

【県重宝】

ken31

よみがな たんとう めい なみおかもりむね
員数 1口
文化財の概要 銘「波岡森宗」「奥州津軽」
長さ30.8センチメートル、反り0.5センチメートル、目釘穴1個
指定年月日 昭和31年5月14日
所在地 弘前市大字在府町
所有者・管理者 個人

平造り、庵棟いおりむねの短刀で、上身表裏はばき元(つば近くの棟部)下にき流した二筋の樋が彫られている。作者森宗は、波岡北畠氏の抱え刀匠で、古刀期の刀匠に属する。古刀期に属する森宗は明応年間(1492~1501)に活躍した明応森宗左兵衛尉と、大永年間以降(1521~1532)に活躍した明応森宗の子の慶林(大永)森宗の二工がいるが、本刀は慶林森宗作と考えられる。現在森宗在銘のものでは、永正・大永年間以降の太刀・刀・槍などがわずかに残されているにすぎない。

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