大脇差 銘 相模守来國吉

【市指定有形文化財】

shi36

よみがな おおわきざし めい さがみのかみらいくによし
員数 1口
文化財の概要 銘「相模守来國吉」「心貫石州様」
長さ54.5センチメートル、反り1.1センチメートル、茎長15.8センチメートル、目釘穴2個
指定年月日 昭和49年10月26日
所在地 弘前市大字和徳町
所有者・管理者 個人

鎬造しのぎづくり庵棟いおりむね華表反とりいぞり 、上身表裏共はばき 元にて丸留の腰樋と棒樋を彫る。国吉は、自作刀の作柄を刻銘によって区分している。それは、
第一級「相模守藤原来國吉」と切り、これに製作年号を入れる。
第二級「相模守藤原来國吉」と切る。
第三級「相模守来國吉」と切る。
第四級「来國吉」または「國吉」と切る。
したがって本刀は、国吉自身が第三級のものとみていたことがわかる。
しかしながら作者最盛期の作と思われ、国吉作刀中すこぶる豪壮な体配を持つ特異なものとして貴重であり、また意味は不明ながら、ため し銘を切った刀は当地作刀中稀有のことである。

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担当:文化財課
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