【市指定有形文化財】
よみがな | てったく |
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員数 | 1枚 |
文化財の概要 | 銘「奥州津軽住正阿弥清明作」 直径 8.4センチメートル 厚さ 0.7センチメートル |
指定年月日 | 昭和46年7月22日 |
所在地 | 弘前市内 |
所有者・管理者 | 個人 |
正阿弥は、室町時代末期に京都(一説に伊予国)で興った鐔工で、江戸時代に入ると全国に波及し、徳川幕府の擁護を受けた甲冑師明珍系も及ばないほどその門派は広汎にわたった。
津軽で正阿弥と名乗ったのは、彫金工と鐔工の二家があったが、本作は江戸時代中期初頭、鐔工正阿弥家初代忠兵衛が製作したものと思われる。忠兵衛は近江国出身で、寛永11年(1634年)京都において三代藩主信義に召し抱えられ、五十石を賜り津軽に来た人である。
この鐔は、鉄地丸形丸耳で瓢箪丸彫地透しとなっており、初代忠兵衛の傑作である。
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