熊野宮本殿

【県重宝】

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よみがな くまのぐうほんでん
員数 1棟
文化財の概要 三間社、流造、向拝一間、鉄板葺(旧こけら葺)
附 棟札三枚
造立 慶長二十年六月中旬
修復 文政元年七月九日
修復 嘉永元年六月十有三日
指定年月日 平成5年1月22日
所在地 弘前市大字茜町一丁目
所有者・管理者 熊野宮

熊野宮の創建は不明であるが、かつては「熊野三所飛龍大権現」といい、俗に「袋の宮」と称されていた。門外かどけ村(弘前市門外)の新宮と田町(弘前市田町四丁目)の本宮(熊野奥照神社)とともに、熊野三所権現を摸したものとされ、ここは那智宮に相当するものとして造営された。
現在の本殿は、棟札から慶長20年(1615年)の建立と思われる。象鼻ぞうはな懸魚けぎょの彫刻に優れた手法を示しており繋虹梁つなぎこうりょうなどにも古い形式が残され、極めて貴重な遺構である。

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