袋宮寺本堂

【県重宝】

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よみがな たいぐうじほんどう
員数 1棟
文化財の概要 桁行三間、梁間三間、向拝一間、入母屋造、裳階付、一重、鉄板葺
指定年月日 平成6年4月25日
所在地 弘前市大字新寺町
所有者・管理者 袋宮寺

袋宮寺は、弘前市茜町にある熊野宮(本殿は県重宝)の別当寺であったが、明治初期の神仏分離により廃止されて現在地に移った。
この本堂は、隣接する報恩寺の無量院観音堂であったが、袋宮寺の移転により本堂として用いられた。報恩寺と同じ宝永元年(1704年)建立と伝えられる。当初の床は内外陣ともに拭板敷であり、内陣天井の一間四方を鏡天井として天女を描いている。また、外部には彩色がないが、内部の柱などに彩色が施され、裳階もこし付きの形態や各部の手法に優れた、三間四方の境内仏堂とも呼ばれる形式である。なお、本尊の十一面観世音立像も県重宝に指定されている。

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