円明寺本堂

【県重宝】

ken6

よみがな えんみょうじほんどう
員数 1棟
文化財の概要 桁行九間、梁間九間、向拝一間、御簾之間、入母屋造、銅板葺
指定年月日 平成6年4月25日
所在地 弘前市大字新寺町
所有者・管理者 円明寺

円明寺は、明応8年(1499年)油川(青森市)に創立され、後に藩祖為信に寺禄を賜って弘前に移り、現在地には慶安3年(1650年)に移ったといわれる。現在の本堂は、火災焼失後の仮本堂として明和元年(1764年)に再建したと伝えられ、県内に現存する浄土真宗の本堂建築としては最古のものである。
内部は来迎柱らいごうばしら以外は角柱を用いており、虹梁こうりょうが掛けられている箇所も少なく、挿肘木さしひじきで支えられた大虹梁は雄大で、廊下と参詣の間との境に並ぶ竹の節欄間は見事で、その意匠も注目される。平成16年度から建立後初の解体修理を行い、当初復元を基本とした整備が行われた。

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