【県重宝】
よみがな | きゅうひろさきしりつとしょかん |
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員数 | 1棟 |
文化財の概要 | 木造、三階建、鉄板葺、建築面積96.30平方メートル |
指定年月日 | 平成5年1月22日 |
所在地 | 弘前市大字下白銀町 追手門広場内 |
所有者・管理者 | 弘前市 |
工事業者斉藤主や堀江佐吉らが、日露戦争による利益還元を目的に建設して市に寄付したもので、設計・施工は堀江佐吉による。明治38年着工、39年竣工。ルネサンス様式を基調としながらも、寺院建築に見られる木鼻を用いるなど和風様式も取り入れている。外観は石積基礎に白漆喰壁、屋根は煉瓦色の鉄板で覆われている。
玄関ポーチのペジメント、正面の屋根窓、左右に配した八角形の双塔のドームなど、佐吉晩年の洋風技法の確かさを感じさせる。
棟梁堀江佐吉の創意と工夫が随所に施された、本市の明治期を代表する洋風建築である。
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