日本基督教団弘前教会教会堂

【県重宝】

ken13

よみがな にほんきりすときょうだんひろさききょうかいきょうかいどう
員数 1棟
文化財の概要 木造、一部二階建、鉄板葺、建築面積238.04平方メートル
指定年月日 平成5年7月19日
所在地 弘前市大字元寺町
所有者・管理者 日本基督教団弘前教会

明治8年に横浜から帰弘して東奥義塾々長となった本多庸一は、一緒に来弘したジョン・イングと共に弘前公会を設立する。現在の教会堂は、明治37年焼失の教会堂に代わり、明治39年12月に完成、翌40年8月に献堂式が行われたものである。
設計は、弘前学院外人宣教師館(国指定重要文化財)の設計者とも伝えられるクリスチャン棟梁、桜庭駒五郎による。
全体はフランスゴシック風の双塔形式で、白のオイルペイントで仕上げ、四方に控柱を設ける。ドリップストーンの付いた窓は尖塔アーチとして、上部をトレサリーで飾っている。礼拝堂は、内部天井を大きく折り上げるため、合掌の途中で陸梁ろくばりを架けた変則のキングポストとし、レリーフで飾られたメダイオンが白漆喰に映えて美しい。弘前における明治洋風建築の秀例である。

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