津軽為信公画像

【市指定有形文化財】

shi13

よみがな つがるためのぶこうがぞう
員数 1幅
文化財の概要
指定年月日 昭和38年3月20日
所在地 弘前市大字藤代一丁目
所有者・管理者 革秀寺

初代藩主為信を描いたこの絵は、狩野派の描法による紙本著色画で、上部に京都大徳寺の清巌宗渭せいがんそういが寛永4年(1627年)に書いた讃がある。文化4年(1807年)の『御神影御奉納書』によれば、二代藩主信枚がこの絵を描き、のち七代藩主信寧が家老森岡主膳に与えたが、九代藩主寧親の文化4年春、主膳の子金吾に返納させ長勝寺に納めたという。また別の記録によれば、長勝寺から革秀寺へは文化8年 (1811年)に譲られている。大徳寺は、桃山期の大名や茶人、狩野派の絵師などと関係が深かった寺院であり、興味深い画像である。

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