【県重宝】
よみがな | たんとう めい おうしゅうつがるじゅうくにひろ |
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員数 | 1口 |
文化財の概要 | 銘「奥州津軽住國廣」「朱銘 首割土段拂」、はばき下に表裏朱書梵字 長さ33.0センチメートル、反りなし、目釘穴1個 |
指定年月日 | 昭和41年5月25日 |
所在地 | 弘前市大字下白銀町 弘前市立博物館 |
所有者・管理者 | 弘前市 |
平造り、庵棟。上身表裏に鎺元にて丸止めの棒樋と添樋を彫る。現在までの研究によれば国広は、姓は三善氏、父子二代にわたり作刀し、初代は通称勘七。尾張の名工伯耆守信高の門人ではじめ中村(福島県)に住した。天和3年(1683年)2月四代藩主信政に召抱えられ弘前に住み、元禄時代まで作刀した。陸奥大掾橘盛宗、相模守国吉と共に津軽三刀工といわれる。この短刀は初代の作である。優秀な出来ばえで、同時代の一流刀工の作品に優るとも劣らない見事なものであり、現在県内にその作品が極めて少ないこともあわせ、津軽刀工研究上貴重な刀である。
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