高照神社刀剣類

【県重宝】

ken35_1

刀 銘「於武州江戸藤原清平」「元禄六年六月日行年七十歳作」

ken35_2

刀 銘「備州長船住盛景」「応安五年十月日」

ken35_3

太刀 銘「武蔵國住人大和大掾藤原包則造之 寛文八年二月吉日」

ken35_4

短刀 銘「信國」「応永二年三月」

ken35_5

薙刀 銘「出羽大掾藤原國路」

よみがな たかてるじんじゃとうけんるい
員数 11口
文化財の概要
指定年月日 平成12年4月19日
所在地 弘前市大字高岡
所有者・管理者 高照神社

高照神社は正徳元年(1711年)に四代藩主信政の廟所が営まれたことに始まり、明治10年には藩祖為信を合祀した。本社に収蔵される刀剣のうち代表的な2口は為信、信政の佩刀(ともに国指定重要文化財)だが、廃藩後の為信合祀に際して旧家臣等から多くの武具が奉納され、それらの刀剣類のうち11口が県重宝に、20口が市指定文化財に指定されている。

刀 銘「於武州江戸藤原清平」「元禄六年六月日行年七十歳作」
長さ70.3センチメートル、反り1.5センチメートル、目釘穴1個
四代藩主信政の佩刀を五代藩主信寿が奉納したという由来を持つ。

太刀 無銘 伝相州行光
長さ71.2センチメートル、反り2.0センチメートル、目釘穴4個
行光は正宗の兄弟子と言われる相州鍛冶の名匠。本刀には幕末期の折紙が付く。

刀 銘「備州長船住盛景」「応安五年十月日」
長さ71.2センチメートル、反り2.1センチメートル、目釘穴3個
盛景は南北朝期備前長船住の名工。喜多村家伝来。折紙付。

太刀 銘「光吉」
長さ81.3センチメートル、反り3.2センチメートル、目釘穴1個
折紙付。棒樋丸止。物打ちに鍛え割れの傷があるのが惜しまれる。

刀 無銘
長さ92.2センチメートル、反り3.3センチメートル、目釘穴1個
藩祖為信が慰め打ちした刀と伝えられている。

太刀 銘「武蔵國住人大和大掾藤原包則造之 寛文八年二月吉日」
長さ88.3センチメートル、反り2.7センチメートル、目釘穴1個
津軽の剣豪、一戸三之助遺愛の刀と伝えられる。

刀 銘「濱部眠龍子壽實」「文政元年五月日」
長さ68.5センチメートル、反り1.5センチメートル、目釘穴1個
浜部眠龍子寿実は因幡の刀工。江戸でも作刀している。無地風の地鉄に刀文は匂出来。

刀 銘「春國」
長さ61.8センチメートル、反り2.3センチメートル、目釘穴1個
室町頃の作。護摩箸の彫り物がある。森岡家伝来。

短刀 銘「信國」「応永二年三月」
長さ24.4センチメートル、反り無し、目釘穴1個
喜多村家伝来。三代藩主信義より拝領と伝える。素剣と梵字の彫り物がある。

薙刀 銘「相模守藤原来國吉」
全長89.9センチメートル、反り3.1センチメートル、目釘穴1個
四代藩主信政の所持品。国吉は津軽の刀工。

薙刀 銘「出羽大掾藤原國路」
全長130.6センチメートル、反り3.5センチメートル、目釘穴2個
沸出来で姿は力強い。国路は江戸時代初期の山城の刀工。

問い合わせ先

担当:文化財課
電話:0172-82-1642