日本刀 銘 奥州津軽波岡之住森宗

【市指定有形文化財】

shi39

よみがな にほんとう めい おうしゅうつがるなみおかのじゅうもりむね
員数 1口
文化財の概要 銘「奥州津軽波岡之住森宗」「永正十三年(一五一六)八月廿一日」
長さ70.2センチメートル、反り2.4センチメートル、茎長21.2センチメートル、目釘穴2個
指定年月日 昭和44年8月2日
所在地 弘前市内
所有者・管理者 個人

鎬造しのぎづくり庵棟いおりむね華表反とりいぞり高い。きたえ肌板目流れ、肌よくつむ。刃文は皆焼ひたつらにえよくつく。体配豪壮で地刃ともに健全である。
本作は古刀期に属し、相州伝によって鍛えられている。作者はその銘からみて、幕末まで続く刀工盛宗家の始祖初代森宗であろう。中世の津軽においてこのような優秀刀が製作されていたことは特筆に値し、また作者年紀等在銘の太刀そのものも、当地方の中世に関する貴重な資料である。

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