根笹派大音笹流錦風流尺八

【県技芸】
ken39

よみがな ねざさはおおねざさりゅうきんぷうりゅうしゃくはち
員数
文化財の概要
指定年月日 昭和56年6月23日
所在地
所有者・管理者

九代藩主寧親の命により小納戸役の吉崎八彌好道が、文化12年(1815年)に下総の一月寺に入門して習得し、文政元年(1818年)帰藩し伝えたものという。その後伴勇蔵建之等によって継承されて現在に至っている。他県の錦風流は、明治以後に津軽から伝えられたものである。
錦風流尺八は普化尺八の伝統に属する一流派ではあるが、津軽十調子〔調、下り葉、松風の調べ・松風、通里、門附、鉢返し、三谷清攬、獅子、流鈴慕、虚空〕と外曲〔流六段(一閑流六段)、宮城鈴慕、鶴の巣籠〕は伝承曲が特異であり、またその奏法(特にコミやチギリ)にも独自なものがあり、全国的に稀有な技芸である。

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