新井晴峰筆 紙本著色観桜観楓図屏風

【県重宝】

ken17_2
右隻
ken17_1
左隻

よみがな あらいせいほうひつしほんちゃくしょくかんおうかんぷうずびょうぶ
員数 1双
文化財の概要
指定年月日 平成16年1月21日
所在地 弘前市大字下白銀町 弘前市立博物館
所有者・管理者 弘前市

江戸時代後期に藩お抱え絵師の新井晴峰が描いた大和絵風の屏風絵で、京都周辺嵯峨などの名所で行われる桜狩り、紅葉狩りの様子が典雅な筆致であらわされている。弘前には数少ない藩政時代のすぐれた大画面絵画として貴重な存在である。
晴峰は藩お抱えの秦家、今村家らと並ぶ新井家の絵師で、幕府奥絵師狩野養信門下の俊秀として江戸でよく知られており、専ら江戸表での御用を務めていた。本屏風でも、遠近感やモチーフの配置にしっかりした構成力がうかがえ、上品な彩色は彼のすぐれた資質を伝えるものである。

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担当:文化財課
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