石造狛犬(弘前八幡宮・熊野奥照神社・多賀神社)

【市指定有形文化財】

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弘前八幡宮狛犬

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熊野奥照神社狛犬

よみがな せきぞうこまいぬ
員数 【弘前八幡宮】 1対
【熊野奥照神社】 1対
【多賀神社】 1対
文化財の概要 【弘前八幡宮】 刻銘(右前足)斉藤平左ェ門吉林刻
【熊野奥照神社】 刻銘(胸部正面)奉納源朝臣金吉安
【多賀神社】 刻銘(右前足)奈良岡権右衛門□温
指定年月日 昭和39年6月5日(弘前八幡宮狛犬)
昭和49年10月26日(熊野奥照神社狛犬)
昭和50年4月17日(多賀神社狛犬)
所在地 弘前市大字八幡町一丁目、弘前市大字田町四丁目、弘前市大字桜庭
所有者・管理者 弘前八幡宮、熊野奥照神社、多賀神社

本像は、太閤が生前彫らせた三体の肖像の内の一体で、石田三成に与えられたものだという。それが関ヶ原の戦いで石田方が敗れた為に、三成の遺児が為信を頼って逃れる際に、津軽に持ち込まれたものと伝えられる。二代藩主信枚は、幕府に遠慮し、これを城内の館神本殿稲荷神像の背後に秘祀した。その後、廃藩に至るまで一度もこの像は開布されずにいたが、明治4年の館神社殿解体の際に外に出された。
太閤像は束帯姿の坐像で、像高わずかに7センチメートルの木造で、他の像同様、冠は金泥、袍は白地に花丸紋を薄く描き、胸に大きく桐紋を金泥盛上彩色している。その姿は、一般に流布する太閤坐像と全く規を一にする像である。

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