高照神社刀剣類

【市指定文化財】

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短刀 銘「大和守秀國」「明治四年二月日」

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脇差 銘「肥州河内守藤原正廣」

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剣 銘「摂津住源正久造」

よみがな たかてるじんじゃとうけんるい
員数 20口
文化財の概要
指定年月日
所在地 弘前市大字高岡
所有者・管理者 高照神社

刀 無銘 (昭和60年2月27日指定)
長さ88.3センチメートル、反り2.8センチメートル、目釘穴2個。

刀 銘「勝光」 (昭和60年2月27日指定)
長さ74.0センチメートル、反り2.3センチメートル、目釘穴2個。勝光は加賀の刀工。太刀拵付き。直刃。小沸つき匂口しまる。小板目肌。

刀 銘「獅吼」 (昭和60年2月27日指定)
長さ76.3センチメートル、反り1.7センチメートル、目釘穴1個。大道寺家伝来。大道寺宇左衛門為久の作刀と伝わる。為久は二代藩主信枚の子で大道寺家に入婿した。

刀 銘「千手院」 (昭和60年2月27日指定)
長さ66.5センチメートル、反り2.3センチメートル、目釘穴3個。千手院派は古くは大和の刀工で、後に美濃に移った。小互の目。

刀 銘「弘前住紀倫賀」(昭和60年2月27日指定)
長さ74.7センチメートル、反り1.8センチメートル、目釘穴2個。郷土刀。倫賀ともよしは幕末期の津軽の刀工。互の目出来。板目つむ。

刀 銘「弘前住紀倫賀」「明治三年二月日」 (昭和60年2月27日指定)
長さ69.8センチメートル、反り1.5センチメートル、目釘穴1個。

刀 銘「奥州弘前住助宗」 (昭和60年2月27日指定)
長さ69.5センチメートル、反り2.6センチメートル、目釘穴1個。郷土刀。文久頃の作。細直刃。匂口しまる。反りやや高い。

脇差 銘「山城國住源綱廣」「相州住綱廣」 (昭和60年2月27日指定)
長さ51.4センチメートル、反り1.6センチメートル、目釘穴1個。津軽で作刀した綱広は三代。四代綱広との兄弟または親子合作と思われる。

脇差 銘「相模守来國吉」 (昭和60年2月27日指定)
長さ47.1センチメートル、反り1.0センチメートル、目釘穴1個。郷土刀。国吉は江戸時代初期の津軽の刀工。直刃。互の目。

脇差 銘「相州住廣次作」「永正四年九月日」 (昭和60年2月27日指定)
長さ34.4センチメートル、反り0.6センチメートル、目釘穴1個。広次は室町時代の相州刀工。互の目。沸づく。小板目肌。

短刀 銘「吉光」 (昭和60年2月27日指定)
長さ20.2センチメートル、反り無し、目釘穴1個。吉光は土佐の刀工。四代藩主信政の妹が輿入れの際に持参したものという。

短刀 銘「大和守秀國」「明治四年二月日」 (昭和60年2月27日指定)
長さ27.5センチメートル、反り0.2センチメートル、目釘穴1個。秀国は会津の刀工。会津藩士とともに下北に移った。直刃、沸づく。小板目つむ。

脇差 銘「肥州河内守藤原正廣」 (昭和60年2月27日指定)
長さ51.2センチメートル、反り1.5センチメートル、目釘穴1個。四代藩主信政の佩刀。「刀 銘於武州江戸藤原清平」(県重宝)と揃いの拵えを持つ。

刀 銘「奉納津軽住人國俊造之」「昭和丗四年己亥年八月十一日高照神宮御宝前他不与之」
 (平成4年1月31日指定)
長さ74.9センチメートル、反り2.0センチメートル、目釘穴1個。現代刀の名匠、二唐国俊の奉納品。互の目、匂口。小板目つむ。

脇差 銘「豊後住藤原行光」 (平成4年1月31日指定)
長さ52.6センチメートル、反り1.0センチメートル、目釘穴2個。行光は江戸時代の刀工。直刃、匂口冴える。小板目肌つむ。

剣 銘「摂津住源正久造」 (平成4年1月31日指定)
長さ33.4センチメートル、反り無し、目釘穴1個。「無思邪」の文字を彫る。大互の目出来。小沸つく。肌つむ。

薙刀 銘「陸奥守包保」 (平成4年1月31日指定)
全長86.7センチメートル、反り3.3センチメートル、目釘穴1個。

薙刀 銘「陸奥大掾橘盛宗」 (平成4年1月31日指定)
全長91.0センチメートル、反り3.0センチメートル、目釘穴1個。盛宗は四代藩主信政の抱えの刀工。信政の妹が輿入れの際に持参したものという。

薙刀 銘「兼英」 (平成4年1月31日指定)
全長95.3センチメートル、反り1.3センチメートル、目釘穴3個。関物。室町頃の作。

平三角槍 無銘 (平成4年1月31日指定)
穂先の長さ61.7センチメートル、茎67.0センチメートル、目釘穴2個。槍柄を含めた全長321.4センチメートル。天正7年、茶臼館において藩祖為信の影武者として討死した田中太郎五郎の所持品といわれる。

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電話:0172-82-1642